本記事は、まっつん氏の著書『素人でもわかるお金の授業』(ダイヤモンド社)の中から一部を抜粋・編集しています。

株価チャート
(画像=Lucky Ai / stock.adobe.com)

初心者でも大丈夫! 株価チャートの基本

有望銘柄を「いいタイミング」で買うには、どうすればいいのだろう。活用したいのは株価チャートだ。株価の動きをグラフ化して見やすくしたもので、時間の進行とともに株価がどう変化したのかがわかる。

1本で株価の動きを可視化!「ローソク足」の見方を知ろう

株価チャートは「ローソク足」を使ったものが一般的。ろうそくのような形をした図形1本で、1日、1週間、1カ月といった期間の株価の動きがわかる。

どういうことかというと、その期間において、一番最初についた値段の「始値はじめね」、一番高い値段である「高値たかね」、一番安い値段である「安値やすね」、そして一番最後についた値段である「終おわりね値」という4つの株価を表しているのだ。

ローソク足の長方形の部分を「実体(本体・胴体)」、上下に伸びた線を「ヒゲ」と呼ぶ。

実体が白いローソク足を「陽よう線せん」といい、始値より終値が高い、つまり株価が上がってその期間の取引が終わったことを表す。実体の下辺が始値、上辺が終値だ。

一方、実体が黒い「陰線いんせん」は、始値より終値が低い、つまり株価が下がってその期間の取引が終わったことを表す。実体の下辺が終値、上辺が始値となる。

また、実体の上に伸びたヒゲを「上ヒゲ」といい、上ヒゲの先はその期間の高値を表す。実体の下に伸びたヒゲは「下ヒゲ」といい、下ヒゲの先は安値を表す。

陽線では、株価200円で取引が始まり、途中190円まで下落、その後250円まで上昇したが、240円で取引が終わったことがわかる。

『素人でもわかるお金の授業』より引用
(画像=『素人でもわかるお金の授業』より引用)

陰線では、株価240円で取引が始まり、250円まで上昇したが190円まで下落し、200円で取引が終わったことがわかる。このように、ローソク足1本で、その期間の株価の動きが可視化できるのだ。

なお、1本のローソク足が1日の値動きを表すチャートを「日足ひあしチャート」、1週間なら「週足しゅうあしチャート」、1カ月なら「月足つきあしチャート」と呼ぶ。週足チャートや月足チャートで長期間の方向性を確認し、日足チャートで最近の値動きを把握するといった使い方をすることが多い。

株価チャートは3つのトレンドをチェック!

株価チャートを見ることで、数値だけではイメージしにくい株価の動きが把握できる。例えば、現在の株価は過去と比べて高いのか、それとも安いのか。相場の方向性はどうなっているのか。勢いは強いのか弱いのかなどを視覚的に捉えられる。

上昇トレンド、下降トレンド、横ばいの売買ポイント

中でも重要なのが、株価の方向性(トレンド)をつかむことだ。トレンドは大きく3種類に分けられる。株価が小さな上げ下げを繰り返しながら上昇を続けている「上昇トレンド」、小さな上げ下げを繰り返しながら下降を続けている「下降トレンド」、そして小さな上昇と下降を繰り返す「横ばい(もみ合い)」だ。

上昇トレンドでは、一時的に株価が下がっても、その前につけた安値を割り込まず、さらに上昇する傾向がある。また、陽線の数が多いという特徴もある。つまり、上昇トレンドが継続している間は、どのタイミングで株を買っても、さらに上がる可能性がある。

一方、下降トレンドの場合には、一時的に株価が上がっても、その前につけた高値を抜けることがなく、さらに下落する傾向がある。陰線が多いのも特徴だ。下降トレンドの間は、どのタイミングで株を買っても下がる可能性が高い。

そして、横ばいが長く続いた場合、それが終了すると急激な上昇トレンドや下降トレンドに移行する可能性があるとされる。

こういった株価のトレンドが変わるタイミングを転換点といい、そこを機に横ばいから上昇トレンドなど値動きの方向性がダイナミックに変わる。株価チャートに転換点のサインが出ることもあるので、見逃さないようにしたい。

もちろん、チャートは絶対ではないが、上昇トレンドに転換した時、あるいは上昇トレンドが継続している時に買えば利益を得られる可能性は高い。そのチャンスを捉えられるようにしよう。

=『素人でもわかるお金の授業』より引用
まっつん
ニックネーム:まっつん
生年月日:1979(昭和54)年1月24日
血液型:O型
出身:佐賀県
学歴:専門学校卒
職歴:都内某ホテルで1999年から現在まで勤務
趣味:食べ歩き、喫茶巡り、旅行
両親の仕事:商船会社社員
家族構成:両親と弟妹の5人家族
好きな食べ物:パン、天ぷら
好きな女優:深田恭子
好きな歌手:尾崎豊
自分の性格:呑気、能天気

~投資歴~
学生時代yahooオク転売、ブログアフィリやるが挫折。学生時代にFXに手を出すも失敗、競馬やパチンコにもハマるも失敗。当時はパチンコも投資と思っていたが、今思うと若い時にやっていたのは投資ではなく労働収入と気付く。社会人になり純金積み立てと、知り合いに紹介された怪しいいファンドを始める。これが上手く行き200→900万に資産拡大。24、5歳のときに株を始め出す。配当よりも一発当てたかったので、中小小型株を中心に投資。日本よりアメリカ、中国のほうが伸びしろあると思い、海外株を割合多く保有していた。株の投資額は8000万程。27歳から不動産投資をスタート。現在は区分9戸。うち無借金は5件。一棟3棟。太陽光2期を保有。2014年には当時詐欺と言われた仮想通貨にもいち早く着目。リップル10万円分(ピーク時には4、5000万程になっているはずだがパスワードを紛失して現金化できない(苦笑)。ビットコインも購入時から約10倍となり、現在は2000万円ほど保有。

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