本記事は、桐生稔氏の著書『説明の一流、二流、三流』(明日香出版社)の中から一部を抜粋・編集しています。

クエスチョン,沈黙
(画像=fidaolga/stock.adobe.com)

意見が対立したら
三流は、黙ってしまい、二流は、相手に合わせて妥協し、一流は、どう対応する?

仕事をしていると、意見が合わず、対立することも結構ありますよね。

結論からいきます。対立したら、ファクトで勝負してください。ここで言うファクトとは事実。つまり実際にあった出来事や数字です。

白熊が白いのは事実です。『鬼滅の刃』がヒットしているのは誰が見ても明らかです。興行収入が400億円となり、『千と千尋の神隠し』を超え歴代1位となりました。

仕事でも、「なんとなく売れそうです」と言うのと、「1,000人に実際に使ってみていただいたところ、80%の人がすぐに欲しいと回答しました」では、説得力がまったく違います。やはり、ファクトに勝るものはありません。

最近noteというブログ版SNSが爆発的な伸びを見せています。これを社内で活用したいと思ったときに、

「自社でもnoteを使って発信していきましょう。なぜなら流行っているからです」

これでは、納得してもらえません。ファクトベースで語るとこうなります。

「ここ1年で、LINEのユーザー数は7,900万人から8,200万人に増加しました。

Facebookは2,900万人から2,600万人と下降気味。Instagramは2,900万人から3,300万人と上昇傾向です。そして、ここ1年、1,000万人から6,000万人に爆発的に伸びたSNSがあります。それがnoteです。多くの方にアプローチすることが可能になります。ぜひ自社でも活用したいと思いますが、いかがでしょうか?」

一流の人が説得力が高いのは、多くのファクトを積み上げて、説明しているからです。

よく報道番組に出演されている2ちゃんねる創業者のひろゆきさん、橋下徹さん、東国原英夫さんなどのコメントを吟味すると、ほとんどファクトベースで持論が展開されていることに気づきます。非常に説得力があり、番組にひっぱりだこです。

話を戻します。意見が対立したら、やるべきことは2つ。

1つ目は、あなたのファクトを明確にする。

〇〇と主張するのは、

  • 〇〇という調査結果がでたからです。
  • 〇〇という数字をもとに算出しています。
  • 〇〇商事の〇〇さんが〇〇と言っていたからです。

事実をもとに論陣を張ります。

2つ目は、相手のファクトを確認する。

逆に、相手はどういったファクトを持っているのか?

ストレートに聞くと相手の気に障ることもあるので、

「もし差し支えなければ、そうおっしゃる理由をもう少し具体的に教えていただいてもよろしいでしょうか?」
「勉強不足で申し訳ありません。そういうデータがでていたりするのでしょうか?」

と聞くと、角が立ちにくいです。

一流は、違うものは違うと言える腹があります。それはファクトを握っているからです。

Road to Executive

一流は、ファクトを積み上げる

  • 事実を並べて意見を言う
説明の一流、二流、三流
桐生稔
株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役・メンタル心理カウンセラー 人材派遣会社の営業をボイストレーニングスクールの職員を経験後、コミュニケーションスクールを立ち上げる。現在は全国20ヶ所で、伝わる話し方、好かれる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチトレーニングなどを実施。年間1,500回のセミナーを開催し、受講者数は20,000人を越える。

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